3歳の息子にご飯を食べてもらうために試した15の方法
我が家の息子はご飯を食べません。
もともと離乳食を始めた頃からあまり食べなかったのですが、3歳になった今でも食は細いままです。
食べても数口、ひどいときは一口も食べずに食卓から脱走して遊び始めます。そのくせお菓子やジュースをねだってくるので、ご飯を作っているパパとしては文句をいってやりたくなります。
体重も同じ月齢の子と比べて少ないため、このままではよくない!と思い、息子にご飯を好きになってもらうためにいろいろと試してみることにしました。
息子の現状
息子の身長・体重は以下の通りです
身長 | 体重 | |
1歳 | 72cm | 8.7kg |
2歳 | 80cm | 10.4kg |
3歳 | 87cm | 11.9kg |
調べてみると、3歳0か月の平均身長は93.3cm、体重は13.7kgでした。
息子は身長、体重ともに平均値より下です。
実際、保育園の同じクラスでも一番背が低いです。同じクラスには3月生まれの子もいるのですが、その子よりも低い状態です。
身長・体重は個人差があるので多少しょうがないかと思いますが、やはりご飯を食べないことによる栄養不足、免疫力が低下してしまい病気になってしまうことが一番心配です。
なんでご飯を食べない?
そもそもなんでご飯を食べてくれないのでしょうか?いろいろと理由があると思いますが、パパが考えた理由はこちらです。
ご飯よりも楽しいことがある
テレビやおもちゃ、絵本など、ご飯を食べるよりも楽しいことがたくさんあります。
3歳ではまだまだ遊びの時間とご飯の時間の区切りをつけることができませんので、パパママがうまく誘導してあげましょう。
わが家では、「この絵本を読んだらご飯を食べようね」や、「この番組が終わったらご飯だよ」など、事前に約束をするようにしています。
うまく噛むことができない
わが家がそうでしたが、3歳にもなると基本大人と同じ食事を出していました。
ですが、そこはまだ3歳です。食べやすいように材料を少し小さめに切ってあげたり、大人よりも柔らかく作ってあげないとまだまだ食べづらいものが多いです。
お菓子の食べすぎ
チョコにクッキー、ポテトチップスなどお菓子を食べすぎてお腹が空いていないときもあります。
甘いものや味が濃いものが多いので、どうしてもお菓子を食べすぎてしまいます。お菓子を食べさせるときは、量を少なめにするのと、ご飯まで時間が空いているときにしましょう。
ご飯を食べてもらうために試した15の方法
ここでは、実際に息子にご飯を食べさせるために試した方法を紹介します!
うまくいったものも、うまくいかなかったものもありますが、みなさまの参考になればと思います。
テレビを消す
食卓の目の前にテレビが置いてあるため、食事をするときはいつもテレビがつけっぱなしの状態でした。
しかし、やはり子供にとってはテレビが面白いようで、食事のときにテレビがついているとまったく食事が進みません。
口の中にいれてあげてもいっこうに噛もうとせず、ずっと口の中に入ったままです。テレビの力は本当に恐ろしい…
そこでまずはテレビを消してご飯を食べることから始めました。
最初はテレビが消えていることに怒られました。「テレビ見る!」と泣き出し、食事になりませんでした。
ですが、子供の順応する力はすばらしく、すぐにテレビがない食事が当たり前になりました。
テレビがついていない方が、やはり食事に集中してくれます。まずはテレビを消すところから始めましょう。
部屋を片付ける
テレビも同じですが、食事のときに他に興味の対象があるとそちらに気持ちが向いてしまいます。
例えばおもちゃや絵本です。ご飯よりもそっちで遊びたくなってしまい、食卓を脱走して遊び始めてしまいます。
そうさせないためにも、食事の前には部屋を片付けましょう。子供と一緒に片付けをすれば、子供に片付けの習慣を身に付けさせることができるので一石二鳥です。
家族みんなでご飯を食べる
共働き家族ではなかなか難しいかと思いますが、食事は家族みんなで食べたいですね。
家族みんなで食べることによって、食事は楽しい時間だと感じてもらいましょう。また、親の食べ方を見て子供も食事のしかたを学びます。
我が家も家族みんなでの食事を心掛けていますが、朝も夜も時間があわず、子供と二人の食事になることが多いです。
食事の本を読み聞かせる
ご飯を好きになってもらうために、食事の本を読んであげています。
息子に読んであげている本は、こちらの「おにぎりくんがね・・」です。
おにぎりくんがね‥ (おいしいともだち) [ とよたかずひこ ]
白いご飯をギュ、ギュ、おにぎりの具をあーんと食べて、のりをよいしょと着たらおにぎりの完成!
おにぎりが完成していく様子を書いた絵本で、「ギュ、ギュ」や「うんとこしょ、よっこいしょ」など、子供と一緒にリズムよく遊びながら読むことができる楽しい絵本です!
おにぎりが具を食べるシーンがあるのですが、息子も一緒に「あーん」と口を開けてくれます。そのときに一緒にご飯を食べさせたりしています。
この絵本を読んでから、息子と一緒におにぎりを作るようになり、一緒に食べてくれるようになりました。
一品あたりの量を減らす
普段ご飯を食べない子は、なかなか完食することができません。食事の量を普段どうりにだしても、いつも残してしまっているのではないでしょうか?
そんなときは、食事の量を思いきって減らしてみましょう。
「今までの半分」ではなく、一口で十分です。子供にとっては、食事を全部食べて食器がピカピカになったということに満足します。もっと食べたいときには、おかわりとして出してあげましょう。
運動をさせる
体を動かせばお腹はすきます。食事が好きでない子も、お腹がすけばたくさん食べてくれます。
我が家ではご飯前に外で遊ぶ時間を作るようにしています。最近はスパーキーというキッズバイクがお気に入りで、いつも乗り回して遊んでいます。スパーキーの記事はこちらです。
どれを買う?キッズバイクを買うために色々と比較してみた。
お腹がすく以外にも、たくさん遊んで疲れるので夜の寝付きも良くなります。
共働き家庭では平日に時間をとるのは難しいかもしれませんが、休みの日はできるだけ体を動かすようにしましょう。
食器を新しくする
いつもと同じではなく、ときには新しい食器でご飯を準備してあげましょう。いつもと違う食器が出てくると、それだけで子供が興味を持ってくれます。
今は百均に行けばたくさんの種類の食器が売っていますので、見に行ってみましょう。
品数を増やす
食事の量は少なくして出すようにしていますが、品数は多く出すようにしています。同じものばかりでは飽きてしまいますので、いろいろなおかずを出し、飽きないように食事をさせています。
品数を増やす時は、お惣菜や冷凍食品を有効活用しましょう。すべて手作りしようとすると余計に疲れてしまいます。
好きな食べ物を出してあげる
食事のなかに1つは好きな食べ物を出してあげるようにしています。好きなものがあれば少なくとも席には座ってくれるので、まずは座らせるところからです。
そして、わが家では息子に食事をさせるとき、「じゅんばんこ」に食べさせています。
好きな食べ物→違う食べ物→好きな食べ物→違う食べ物・・・で「じゅんばんこ」です。
これがわが家の息子には効果的で、次に好きなものが食べれると分かっているせいか他の食べ物にも手を運んでくれます。
もちろん好きな食べ物のほうがすぐになくなってしまいますので、うまく調整してあげましょう。
盛り方を工夫する
ご飯を出すときに、盛り方に工夫をするようにしています。
例えば白いご飯ですが、ただ茶碗に盛るのではなく、こんな形にしています。
最近はいろいろな道具が売っているので、こんな新幹線も簡単に作ることができます。新幹線が好きなうちの息子にはもってこいのアイテムです。
おにぎり抜き型 電車おにぎりセット キャラ弁 スティックおにぎり
最近は百均でもいろいろ売ってますので、チェックしてみてはいかがでしょうか?
ご飯を食べたあとの楽しみを作る
ご飯を食べたあとの楽しみを用意しています。「食べ終わったらパパと遊ぼうね」とか、「お風呂が沸くまでテレビ見ようね」など、些細なことではありますが、楽しいことが待っていれば食事を食べてくれるかなと思い、実践しています。
一つ注意ですが、この方法は食事の途中で子供が食べなくなったときに試してみてください。
食事を食べる前に、「ご飯を食べ終わったらテレビ見ようね」などというと、「今見たい!」と言われて食事にならなくなってしまいます。やはり食事よりも、楽しいことに目が向いてしまうようです。
あまりごほうびを用意するのはよくないかもしれませんが、まずは食べてもらうことが優先です。
食べたらともかくほめる
「ごちそうさまでした」をしたあとに、ご飯を食べたことを誉めてやることにしています。
好きなものでも、嫌いなものでも、たくさん食べたときも、少ししか食べなかったときも、どんなときでも毎食後、誉めてあげます。
「今日は○○を食べれたね~、偉いね!」とか、「今日はお皿をピカピカにできたね、良くできたね」などです。
誉められることによって、食事が好きになってもらえたらいいなと思っています。
食事の回数を増やす
一回の食事であまり量を食べないので、食事の回数を増やしています。
具体的には3時のおやつの時間と、夜寝る前の歯を磨く時間です。
うちの息子の場合、ご飯の間椅子に座っているのがつまらなくて、すぐに遊びに出ていってしまいます。そのため、回数を増やすことによって少しでも食べてもらうようにしています。
出してあげるのは、おにぎりやパン、果物など、お菓子以外の簡単に準備できるものが多いです。
食事の量を増やすと当然準備・片付けの手間も増えます。間食なので楽をさせてもらいましょう。
子供と一緒に料理を作る
2歳過ぎくらいから、息子にご飯を作る手伝いをしてもらっています。
野菜を洗ったり、手でちぎってもらったり、一緒に炒めものをしたりと、息子が楽しんでやってくれそうなことをお願いしています。
やはり自分で作ったものには興味がわくようで、いつもより口に運んでくれます。
ですが、息子によくレタスをちぎってもらうのですが、実際に息子にそのレタスを食べさせてみると、すべて吐き出してくれます。やはり苦手なものはそう簡単には食べてくれません。
「一緒に作ったのはこれだよ~」といって、食べさせてあげましょう。
食べる場所を変えてみる
たまには外で食事をしてみませんか?
食べる場所が変わると、気分も変わって食事をすることができます。
おすすめはお弁当を持って公園です。ご飯の前にいっぱい遊んで体を動かして、お腹をすかせてからご飯を食べてもらいましょう。
もちろん外食もいいです。毎日料理を作るのも大変ですので、たまには楽をするためにも外食にも行きましょう。
子供のご飯についてまとめ
いろいろな方法を試してみましたが、「これをやれば絶対食べる」なんて方法はありません。
今日美味しそうに食べていたものが、明日は全く食べなくなることだってあります。
「どうして食べてくれないのだろう…」と考えていると、食事の時間が苦痛になってしまいます。
一番大切なのは「家族みんなで楽しく食べること」です。
その日の食事でイライラせず、楽しい食事の時間を過ごしましょう!